
高校受験に向けて準備しないといけないけど分からないことだらけ。。だけどまずは公立高校と私立高校の違いを知りたいな
そうね、じゃあ今日は公立高校と私立高校の違いを説明するね

令和7年11月28日に神奈川県が実施した「令和7年度 公立中学校等卒業予定者の進路希望調査」の調査結果が発表されました。(令和7年10月20時点の希望調査で入学志願者数ではありません。)
この調査によると、公立高校の希望者数が減少し、私立高校希望者が増加する結果となりました。
また、希望が2倍を超えたのは横浜翠嵐(2.5倍)、湘南(2.32倍)、神奈川総合 個性化コース(2.82倍)と例年通り人気校でした。

私立高校の希望者が増えたのは、私立高校無償化の影響もあるのかな
私立高校の入試
各校が独自の選抜方法と日程を設定していて、推薦入試と一般入試があります
1. 推薦入試
神奈川県の推薦入試は専願(第一志望)が条件で出願には在籍中学校の校長による推薦書が必要です。 または12月の入試相談をしたうえで出願し各校の設定している内申基準を満たしていることが必要になります。 この場合基本的には学科試験は行われず面接と調査書によって選抜されます。作文が必要な学校もあります。
2. 一般入試
一般入試でも専願、併願ごとに内申基準を設定していてる学校が多く、入試相談を経ることで入試得点への加点やボーダーラインでの判定考慮などの優遇措置を受けることができます。
ほかにも入試相談が必要な入試として書類選考は神奈川県の私立高校で定着しています。併願可とする場合もあり試験を受けに来校しなくてもよいため、これを利用する受験生は多いようです。 また学科試験の成績で合否がきまるオープン入試も実施されています。
推薦があったり入試相談があるので早めに志望校を決めて対策することが必要ね

公立高校の入試
神奈川県では共通選抜として一本化されています。二次募集もありますが共通選抜の不合格者が念のため受験することを考慮するとどのくらいで合格圏内か読めません。
共通選抜は調査書、学力検査により行われ、特色検査として自己表現検査や実技検査、面接を課す学校もあります。
1. 学区について
県立高校は学区は決められていませんが、市立高校は以下の通り決まりがあります。
| 市立 | 学区・校名 | 学区 |
| 横浜市内の高校 | 普通科、総合学科 | 横浜市内 |
| 横浜市内の高校 | 普通科(音楽コース)、定時制、理数科、横浜商業 | 県内 |
| 川崎市内の高校 | 普通科 | 川崎市内 |
| 川崎市内の高校 | 専門学科 | 県内 |

なるほど、いいなと思っても住んでる地域で行けない高校もあるのね
2. 学力検査について
<時間割>
| 8:50~9:10 | 検査についての注意 |
| 9:20~10:10 | 英語(50分) |
| 10:30~11:20 | 国語(50分) |
| 11:40~12:30 | 数学(50分) |
| 13:20~14:10 | 理科(50分) |
| 14:]30~15:20 | 社会(50分) |
<全日制>
国語、数学、英語、理科、社会の5教科(各100点、計500点満点)で行いますが、特色検査をする場合は学力検査を3教科まで減らすことができます。
<定時制>
国語、数学、英語の3教科(各100点、計300点満点)で行います。必要に応じて理科、社会の検査を実施します。
3. 選考方法
<全日制>
- 調査書の学習の記録
A=(第2学年の9教科計)+(第3学年の9教科計)×2
- 学力検査の結果
B=各教科の得点の合計(各教科の得点のうち2教科まで重点化(各2倍まで)することができます)
- 調査書の観点別学習状況の「主体的に学習に取り組む態度」の評価
C=第3学年の9教科における評価を「評価A=3、評価B=2、評価C=1」に換算した結果
- 合計数値「S1価、S2値」の算出
A、B、C、Dを100点満点に換算した数値をそれぞれa、b、c、dとし、これに各校が定める数値f、g、h、iをかけるとS1値、S2値となります。

うーん、なんか難しい。。
始めは難しく感じるけど、実際の数値を入れていくと分かるようになるわ
