「公立高校入試の仕組みはだいたい分かったけれど、
実際に内申点や学力検査がどう評価されて合格が決まるのかがよく分からない…」
そう感じている保護者の方はとても多いと思います。
この記事では、
- 内申点
- 学力検査
- 特色検査
これらがどのように点数化され、最終的に合否に結びつくのかを、できるだけ分かりやすくまとめていきます。
(神奈川県の公立高校入試の全体像については、こちらの記事でくわしく解説しています。
まずは得点を全て100点満点に換算する
神奈川県の公立高校入試では、
- 内申点(A値)
- 学力検査(B値)
- 「主体的に学習に取り組む態度」の評価(C値)
- 特色検査(D値)
それぞれ満点がバラバラです。
そのままでは比較できないため、最初にすべてを100点満点に換算します。


次のような点数の場合換算すると以下の通りになります。
A値が120点 ⇒ 120点/ 135点 ⇒ 88点
B値が360点 ⇒ 365点/500点 ⇒ 73点
C値が25点 ⇒ 25点/27点 ⇒ 92点
D値が120点 ⇒ 120点/150点 ⇒ 80点
このように、まずはすべての評価を同じ土台にそろえるのが第一歩です。
第1次選考では各校が定める配点比率をかけてS1を出す
次に、この100点満点にした得点に、
各高校が決めている「配点比率」をかけて合計点を出します。
これがいわゆる S1値(エスいち値) です。
例:横浜翠嵐高校の場合
第1次選考比率は、A値:3 B値:7 D値:3
なので、88点×3+73点×7+80点×3=1015点
この1015点が、その受験生のS1値になります。
参照:令和8年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概
募集人数の90%までが第1次選考で決定
神奈川県の公立高校入試では、原則として
→ 募集人数の90%までをS1値の高い順に合格
というルールになっています。
つまり、
- 内申
- 学力検査
- 特色検査
を総合したS1値が高い人から順に合格が決まっていく仕組みです。
第2次選考では各校が定める配点比率をかけてS2を出す
第1次選考で決まらなかった残りの合格枠は、第2次選考に進みます。
ここで計算されるのが S2値(エスに値) です。
同じく横浜翠嵐の場合
第2次選考比率は、B値:8 C値:2 D値:2
なので、73点×8+92点×2+80点×2=928点
このS2値が高い順に、残りの合格者が決まります。
S2値が高い順に合格
「1次選考・2次選考」といってもテストは1回だけ
ここでよくある勘違いが、
「第2次選考というのは、もう一度テストがあるの?」
という疑問です。
答えは【NO】です。
1次選考・2次選考というのは、
- 2回試験を受ける
- 2回チャンスがある
という意味ではありません。
同じ入試結果を、
別の比率で2段階に分けて評価しているだけなのです。
まとめ
神奈川県の公立高校入試では、
1.すべての点数を100点満点に換算
2.高校ごとの比率をかけてS1値を計算
3.上位90%が第1次選考で合格
4.残りをS2値で再評価して合否決定
という流れで合格者が決まります。
学校ごとに比率が違うため、
- 内申重視の高校
- 学力検査重視の高校
- バランス型の高校
など、選考の特徴もさまざまです。
中1・中2のうちからこの仕組みを理解しておくことで、
お子さんに合った志望校選びや学習計画が立てやすくなります。
ぜひ親子で一度、志望校の選考基準をチェックしてみてください。