神奈川県の公立高校受験では、「内申点(A値)」がとても重要です。
入試は当日の学力検査だけで決まるわけではありません。
日々の学校生活の積み重ねが、そのまま入試本番の得点につながります。
「中3から頑張れば大丈夫」
そう思っていると、実は少し遅いかもしれません。
この記事では、
- 神奈川県の内申点はいつの成績が使われるのか
- 内申点の計算方法
- どうやって評価が決まるのか
- なぜ中2が重要なのか
を分かりやすく解説します。
※神奈川県の公立高校入試の全体像については、こちらの記事をご覧ください。
→【初心者向け】神奈川県公立高校入試の仕組み
神奈川県の内申点はいつの成績が使われる?
神奈川県の公立高校入試で使われる内申点は、
✅ 中2の成績
✅ 中3の成績
の2学年分です。
中1の成績は直接は使われません。
ただし、中1で学習習慣ができていないと、中2以降の成績に大きく影響します。
そして、ここが大事なポイントです。
中3の成績は2倍して計算されます。
内申点の計算方法
内申点は9教科を5段階で評価した合計点をもとに計算します。
9教科 × 5段階 = 45点(1学年の満点)
これを次のように計算します。
A値 = 中2の評定合計 +(中3の評定合計 × 2)
例
中2の評定合計:40
中3の評定合計:42
の場合
40 +(42×2)= 124
これが入試で使われるA値です。
満点の場合、
中2:45点
中3:45点 × 2 = 90点
合計 135点満点
この135点が、S値計算のもとになるA値です。
内申点はどうやって決まる?
「中3が2倍なら、中3で頑張ればいいのでは?」
と思われるかもしれません。
確かに中3の影響は大きいです。
しかし、
✔ 中2の成績は消せない
✔ 中2の土台が中3の成績を決める
という事実があります。
中2で学習習慣が崩れていると、中3で急に伸ばすのは簡単ではありません。
なぜ中2が重要なのか?
神奈川県では、中2の成績が入試に使われます。
つまり、中2の通知表は「入試本番の点数」と同じ意味を持ちます。
さらに中2は、
- 英語・数学が難しくなる
- 部活が忙しくなる
- 勉強量が一気に増える
という“差がつきやすい時期”です。
たとえば、横浜翠嵐高校や湘南高校のような学力検査の比率が高いトップ校を目指す場合でも、内申点は確実に合否に影響します。学力重視型の学校であっても、内申が低いと不利になるケースは少なくありません。
また、川和高校や柏陽高校のようなバランス型の学校では、内申点の安定がより重要になります。内申がしっかり取れていることで、受験全体が安定しやすくなります。
第1次選考での内申、学力検査、特色検査の選考比率
| 学校名 | 内申 | 学力検査 | 特色検査 |
|---|---|---|---|
| 横浜翠嵐 | 3 | 7 | 3 |
| 湘南 | 4 | 6 | 2 |
| 川和 | 4 | 6 | 1 |
| 柏陽 | 3 | 7 | 2 |
参照:公立高校選考基準
志望校のタイプによって比率は違いますが、共通して言えるのは「中2の内申は取り返せない」ということです。
よくある誤解
❌ 中3で巻き返せる
→ 中2の成績は変えられません。
❌ テストだけ取れればいい
→ 提出物・態度も重要です。
❌ 副教科は関係ない
→ 9教科すべてが入試に使われます。
保護者ができるサポート
中1~2の保護者ができることは意外と多くあります。
・提出物の締切を一緒に確認する
・テスト前の学習計画を見守る
・生活リズムを整える
・スマホ使用時間を管理する
大切なのは、「勉強しなさい」と言うことより、環境を整えることです。
特に中2は、受験に直結する最初の学年です。
志望校がまだ決まっていなくても、横浜翠嵐・湘南・川和・柏陽など、神奈川県の人気校を一度調べてみるだけでも、目標が具体的になります。
まとめ
神奈川県の公立高校入試では、
・内申は中2+中3の2学年分
・中3の成績は2倍
・満点は135点
・9教科すべてが対象
という仕組みになっています。
どの学校を目指す場合も、内申点は受験の土台になります。
中2からが本当のスタートです。
ぜひ今日から、通知表を「入試の点数」として意識してみてください。