家で勉強していると、音楽を聴きながら勉強する娘。
「集中できるならいいのかな…」「あんまり色々と言って勉強やめてほしくないな」と思う一方で、「このやり方で本当に成績は伸びるの?」と不安になっています。
実際、中学生の勉強中の音楽については、学校や塾でも意見が分かれやすく、はっきりした正解が見えにくいテーマです。
さらに高校受験を見据えると、定期テストでの内申点や本番環境とのギャップも気になるところ。
この記事では、「勉強中に音楽を聴くのはOKなのか?」高校受験・内申点の視点から整理したいと思います。
結論
- 暗記系 → ❌ 向かない
- 演習・作業系 → ⭕ 向くこともある
- テスト直前 → ❌ やめた方がいい
という見方が多いようです。
勉強中に音楽を聴くのは本当に集中できる?
音楽が集中を助けると言われる理由
① 周囲の雑音を遮断できる
人は、
- 家族の話し声
- テレビの音
- 生活音
といった不規則な音に集中を奪われやすいです。
音楽を流すことで
👉 こうした雑音を「一定の音」に置き換え、
👉 気が散りにくくなる
という効果があります。
② 気分が安定し、勉強へのハードルが下がる
「机に向かうのがつらい」「やる気が出ない」状態では、
集中以前に勉強を始められないことも多いです。
好きな音楽があると👇
- 気分が落ち着く
- 勉強開始のストレスが減る
- 机に向かうまでが早くなる
👉 “勉強スイッチ”を入れる役割を果たすことがあります。
我が家の娘の場合、音楽が好きなので音楽があると気分が上がるようです。
③ 単純作業ではリズムが集中を支える
- 計算練習
- ワークの2周目
- 書き写し中心の作業
こうした考える量が少ない勉強では、
一定のリズムがある方が手が止まりにくい場合があります。
👉 作業効率が上がったと感じる子がいる理由です。
④ 「音楽=集中」の成功体験がある
過去に👇
- 音楽を聴きながら勉強してうまくいった
- テスト前に集中できた
という経験があると、
条件反射的に集中モードに入りやすくなることがあります。
👉 これは特に中学生に多い傾向のようです。
ただし重要な前提
これらが成り立つのは👇
- 歌詞を意識しなくてもいい
- 音量が小さい
- 勉強内容が軽い
という条件付き。
👉 暗記・読解・テスト直前には当てはまりません。
音楽が集中力を下げやすいケース
① 歌詞がある音楽は脳の処理を奪う
歌詞のある音楽は、
無意識のうちに言葉として脳に入ってきます。
- 英単語を覚える
- 国語の文章を読む
- 社会・理科の用語を暗記する
こうした勉強では、
👉 「読む・理解する・覚える」処理と音楽の歌詞がぶつかり、
結果的に集中力が下がりやすくなります。
② 難しい勉強ほど「音楽あり」は不利
- 初見の数学問題
- 記述問題
- 入試レベルの演習
考える力を強く使う勉強では、
音楽があるだけで👇
- 思考が中断される
- 解くまでに時間がかかる
👉 「集中しているつもり」で効率が落ちていることも少なくありません。
③ テスト本番とのギャップが生まれる
定期テスト・高校入試は👇
必ず無音の環境で行われます。
普段から音楽ありで勉強していると、
- 静かな教室で落ち着かない
- 周囲の小さな物音が気になる
👉 本番で実力を出し切れない原因になることがあります。
④ 音楽が「逃げ道」になることがある
本当は👇
- 勉強が分からない
- 集中したくない
という状態なのに、
音楽を聴くことで
「集中している気分」になってしまうケースもあります。
👉 勉強量・理解度が増えていないのに時間だけ過ぎるのが要注意。
科目・勉強内容別|音楽が向く・向かない勉強
英単語・漢字・用語暗記|❌ 向かない
英単語や漢字、社会・理科の用語など、
言葉を正確に覚える勉強では音楽は不向きです。
歌詞のある音楽はもちろん、
インストゥルメンタルでも
脳内で言葉の処理が分散されやすく、
記憶の定着が弱くなることがあります。
👉 暗記系は「無音」が基本と考えるのが良さそうです。
国語の読解・記述問題|❌ 向かない
国語は
- 文の流れを追う
- 心情や要点を読み取る
など、集中力を強く必要とします。
音楽があると👇
- 読み返しが増える
- 内容が頭に残りにくい
👉 読解力を伸ばしたい時期ほど、音楽は避けたい勉強です。
数学の演習(計算・基礎問題)|⭕ 条件付きでOK
すでに理解している内容の
- 計算練習
- ワークの2周目
であれば、
小さな音量の音楽が集中を助ける場合もあります。
ただし👇
- 初見問題
- 応用・入試レベル
では音楽は外すのが無難です。
理科・社会の問題演習|△ 内容次第
- 問題演習 → 条件付きOK
- 用語暗記・記述 → NG
と、内容によって判断しましょう。
「考える」より「処理する」割合が高い時だけ、
音楽を使うイメージです。
テスト直前・受験期の勉強|❌ 原則NG
定期テストや高校入試直前は、
本番と同じ環境で勉強することが最優先です。
音楽を聴きながら勉強していると、
- 無音に集中できない
- 本番で落ち着かない
👉 受験期は“音楽なし”へ切り替えるタイミングと考えましょう。
家庭で決めたい「勉強中の音楽」ルール
全面禁止より「条件付きOK」がうまくいく
勉強中の音楽について、
最初から「絶対ダメ」と決めてしまうと、
子どもは納得しづらく、隠れて聴く原因にもなります。
大切なのは👇
- いつはOKで
- いつはNGなのか
を具体的に決めることです。
👉 「状況で判断するルール」の方が、長く続きやすくなります。
学年・時期によってルールを変える
勉強の目的は、学年が上がるにつれて変わります。
- 中1・中2前半
→ 勉強習慣づくりが最優先
→ 作業系のみ音楽OKもあり - 中2後半〜中3
→ 定期テスト・内申点が重要
→ 無音の時間を増やす - 受験直前期
→ 原則、音楽なし
👉 「今はどの段階か」を親子で共有することがポイントです。
「音量・ジャンル・時間」を具体的に決める
あいまいなルールは守られません。
おすすめは👇
- 音量:周囲の音が聞こえる程度
- ジャンル:歌詞がないもの
- 時間:最初の30分まで/演習のみ
👉 数字や条件で決めると揉めにくいです。
親がやりがちなNG対応
よくある失敗は👇
- 勉強内容を見ずに注意する
- 集中している最中に急に止めさせる
- 「だから成績が悪い」と結びつける
👉 これでは、
音楽の問題が親子の対立に変わってしまいます。
声かけは「禁止」より「目的」を伝える
おすすめの声かけ👇
- 「今日は暗記だから音楽なしにしてみようか」
- 「テスト本番は静かだから、今は練習だね」
👉 音楽をやめる理由が分かれば、子どもは納得しやすくなるのではないでしょうか。
まとめ
神奈川県の高校受験では、入試当日だけでなく、
中学校3年間の内申点が合否に大きく影響します。
その内申点は、定期テストの結果が土台になっています。
定期テスト本番は、当然ですが無音の環境で行われます。
普段から音楽を聴きながら勉強していると、
静かな教室で集中しにくくなることも少なくありません。
だからこそ、神奈川県の高校受験を見据えるなら、
「いつも音楽なし」か「いつも音楽あり」ではなく、
本番を意識した勉強時間を少しずつ増やすことが大切です。
音楽に頼らず集中できる力は、
定期テストでも入試本番でも、確実に武器になります。
音楽だけでなく、スマホ使用も気になるところ